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第68回人工知能学会分子生物情報研究会(SIG-MBI)@JAIST,2019/3/9

第68回 人工知能学会 分子生物情報研究会(SIG-MBI)(オープンバイオ研究会と共催)(第57回 情報処理学会 バイオ情報学研究会と連続開催)

日時:2019年3月9日(土) 14:00より
         10日(日) 12:00まで(予定)

場所:北陸先端科学技術大学院大学(JAIST) 知識科学研究科講義棟2F中講義室

内容:特にテーマを限りませんので、奮って御応募下さい。

初日の発表希望者は、概要を以下の様式で佐藤 (ken@t.kanazawa-u.ac.jp) までお送り下さい。

 著者(講演者に◯)、所属
 代表者の連絡先
 講演タイトル
 講演概要(数行程度)
 希望講演時間(分)

 ★ Subject: には必ず「発表希望」と御書き下さい。★

採択およびプログラム編成は世話人に御一任下さい。

昨年と同様に、今回も同じ場所で3つの研究会を連続して開催します。バイオ
情報学研究会は3月8日(金)から9日(土)にかけて、分子生物情報研究会
は3月9日(土)に、オープンバイオ研究会は3月10日(日)に開催します。
2泊すれば3つの研究会に参加でき、基礎から応用まで幅広い発表が聞けると
思いますので、奮って御参加下さい。(開催順が昨年と異りますので御注意下
さい)

オープンバイオ研究会については、詳しくはhttps://github.com/open-bio-japan/website/wiki/meeting23をご参照下さい。

バイオ情報学研究会については、詳しくはhttp://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/event/bio57.htmlをご参照下さい。

JAISTへの道程:
  https://www.jaist.ac.jp/top/access/

小松空港や小松駅からJAISTへの移動について:

  注)小松空港からJAISTへの直行便は廃止され、小松駅からJAISTへの便に統合されました。
 JAIST送迎車(上記URL参照)の利用を希望する方は、必ず下記の情報を佐藤までお知らせ下さい。
 宿泊申込をされる方は、通信欄に書いて頂ければ結構です。
 ・利用する日
 ・飛行機または列車の便名
 ・送迎車の便名(上記JAISTへの道程のページから辿れる送迎車運行表を参照)
 ・携帯電話の番号
 但し、送迎車1便につき先着9名までなので、満席の場合はタクシー等に乗り合わせて
 来て頂くことになります。タクシーに4人乗車すれば1人2000円程度で済みますので、
 飛行機の便が確定している方は、事前に佐藤までメールでお知らせ下さい。同じ便に乗る方
 同士で、互いに情報を交換できるように致します。

宿泊先:辰口温泉 まつさき旅館
    〒923-1245 石川県能美市辰口町3-1 tel 0761-51-3111
  注:宿泊料は約13000円です(朝夕食付き)。
  追記:3月9日の宿泊料は約16000円です(朝夕食付き)。

宿泊の申し込みは終了しましたが、若干名なら予約可能ですので、世話人まで
御連絡下さい。

研究会のみ参加(講演宿泊共になし)の場合:無料。参加登録の必要もありません。


問い合わせ先(世話人): 佐藤賢二 ken@t.kanazawa-u.ac.jp
金沢大学 理工研究域 生命理工学系

プログラム
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14:00-14:50
分子ロボット創薬への道

◯小長谷明彦(東京工業大学)

生体分子を集積化することで、システムとして動作する分子ロボットを自己組織化させることが可能となってきた。分子ロボットは生体分子から構成されているため生体との親和性が高い。本講演ではこのような特性を活かした「分子ロボット創薬」の可能性について論じる。

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14:50-15:15
“原子=人”とみてみることから垣間見える代謝ネットワークと社会的ネットワークの比喩的類似性

◯太田潤(岡山大学)

代謝ネットワークのグローバルな構造の解析がなされてきている。それらの解析は、多くの場合、代謝ネットワークを代謝産物のネットワークとみることを前提として行われている。それに対して、第65回の本研究会(昨年3月)では、代謝ネットワークを原子のネットワークとみる考え方があり得ることを紹介した。今回は、代謝ネットワークを原子のネットワークとみる考え方と同時に着想した、代謝ネットワークを社会的ネットワークと比喩的に類似するものとみる考え方を紹介する。この考え方における、代謝ネットワークと社会的ネットワークの対応関係は、1個の原子が1人の人に対応すると考えることから導かれる。社会的ネットワークがスモールワールドネットワークであるとされるときのノードとしての人と人の間の距離が原子ネットワークとしての代謝ネットワークの何に対応するかに関する考察も述べる。

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15:15-15:45
E3結合部位予測のための崩壊型ギブス・サンプラーDegSampler

◯丸山修(九州大学大学院芸術工学研究院)、松崎芙美子(九州大学生体防御医学研究所)

E3ユビキチン・リガーゼが結合する基質の部位を予測する配列モチーフを
推定する崩壊型ギブス・サンプリング・アルゴリズム DegSamplerを提案する.
DegSamplerは次の特徴を有している:
(1) アミノ酸の化学特性に基づく尤度関数を有している.
(2) モチーフ出現位置の事前分布としてタンパク質配列の各位置のdisordernessを利用する.
(3) 崩壊型であるため計算効率がよい.
36個のE3に対して計算機実験を行い既存手法よりもよい予測精度を得ている.

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15:45-16:15
クモ類網羅的シーケンシングによるクモ糸超高機能発現メカニズムの解明

○荒川和晴(慶応義塾大学先端生命科学研究所)

ImPACT鈴木プロジェクトでは、人工クモ糸による新規産業の樹立に向けて4年間
に渡り研究開発が行われた。本講演では、主に我々の研究室が担当したクモ糸
高機能発現メカニズム解明のための網羅的シーケンシングを中心に、その成果
を報告する。本プロジェクトで得られた1,000種類を超えるクモ糸を始めとした
構造タンパク配列と、250以上の構造タンパクの網羅的物性データについて、近
日中にオープンに公開する予定である。

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